2019(令和元年)年10月に香港にて男児を出産しました!
不安な海外での出産でしたが、無事終えることができたので、レポートします。
なお、香港では一般的な硬膜外麻酔による無痛分娩にて出産しました。
出産予定日当日
日中は陣痛の予兆は全くなし。
予定日に陣痛が来なければ、その日の夜に入院して促進剤を使う、と事前に医師から言われていたため、入院の準備を進める。
18:00頃
陣痛のような鈍い痛みをほんの少し感じる。
20:00頃
入院先の病院へ出発。
鈍い痛みはそのままあった。
おそらく微弱陣痛だったのであろう。
20:15
病院到着。入院の手続きを済ませる。
20:30
お腹になにやら貼られて、入院前の検査を受ける。
看護師さんによる簡単な問診。
20:45
病室に入る。
荷物の整理。
22:00
担当医が様子を見に来る。
促進剤をいれる。促進剤は注射や飲み薬なのかと思っていたら、タブレットをそのまま膣に挿入するタイプだった。
担当医からは、出産は明日の夜頃だろう、ご主人も一旦帰って大丈夫だよ、二人とも今日はゆっくり寝てねと言われる。
先生も帰宅。
私は鈍い痛みはあったものの、余裕があった。
23:00
夫帰宅。
23:30
促進剤の効果てきめん。
みるみるうちに陣痛の痛みが強くなり、測ってみれば5分間隔。
5分間隔で痛みがひくものと想像していたが、痛みが治まらない。
あれ?辛くないかこれ、寝れないぞ、とテンパる。
01:00
痛い。
でも担当医は明日の夜出産だと言ってたよなあ。
1日耐えられそうもないな。。。。
決心をして看護師さんを呼び、おそるおそる
「どのくらいの痛みで麻酔してもらえるのでしょうか」と聞く。
すると看護師さんは「あ、痛い?麻酔したいのね、オッケー」という感じで
子宮口の開き具合を確認してくれる。
4cmだった。
01:10
麻酔打ちましょうか、ということで、分娩台まで徒歩で移動する。
もう分娩台に向かうのか、出産は明日の夜って話は何だったのか。。。
分娩台まで徒歩で移動出来たものの、分娩台に上がる際に痛み到来。
小鹿レベルで足がガクガク震え、分娩台にのぼるまでに時間を要した。
01:15
麻酔科の先生待ち。
足の震えが激しく、寒気がする。
あったかい毛布を掛けてもらい、なんとかしのぐ。
(部屋は快適な温度で全く寒くないはずであった)
01:20
麻酔科の先生到着。
「危ないから麻酔するときは動かないでね」と言われるが、陣痛の痛みが来て動いてしまい、怒られる。
麻酔後、5分ほどでだんだん痛みが和らいできた。
定期的にお腹に圧がかかるような感じがして、陣痛が来ていることがわかるが、
痛みのみ無くなっている不思議な感覚。
陣痛は4分間隔で、しばらく分娩台の上で過ごす。
うとうとするが、眠れるほどではない状態。
陣痛は、子どもが頭をずんずん押し下げてくる感覚がして、出産が近いことを感じていた。
だがまだ担当医の「明日の夜だろう」という言葉が頭の隅にあった。
これで1日体力がもつのかと不安になる。
03:00
分娩台で放置されていたが、麻酔が切れたのか、痛みがまた強くなってくる。
ナースコールをして、麻酔を追加してもらう。
子宮口確認すると、7cmとのこと。
看護師さんが、もう出産だという。
明日の夜という話は、、、、
担当医を呼び、夫を呼ぶ
03:45
担当医、夫到着。
陣痛は2分間隔で、常にお腹からの圧があった。
いきんでしまわないように耐える。
03:50
担当医によって破水させる。
生あたたかい水が出てくる感覚があった。
羊水のあたたかさを知る。
03:55
顔が無性に熱く、夫にうちわであおいでもらっていた。
陣痛の波に合わせて力を入れるように言われるが、
麻酔が利いていて感覚が鈍っているせいか、うまくタイミングを合わせられなかった。
また、どこにちからを入れていいのか、やはり感覚が鈍くつかめなかった。
04:20
こどもの頭が大きいため、担当医が膣を切った。
切った方があとから縫合しやすいらしい。
痛みはわからず。
また、こどもの心拍が下がっていたため、吸引をすると言われる。
引き続きいきんでみる。
04:35
吸引後、ぬるっという感覚とともに誕生。
赤ちゃんは羊水が口の中にあり、コポコポ音がしていた。
私は「溺れてる。。」と心配したが、
看護師さんに口の中の羊水を吸ってもらい、大きな産声を上げてくれた。
あっという間の出来事だった。
まとめ
・香港での私立病院での出産は英語が出来なくても何とかなります。
・無痛分娩最高。痛くないって大事。
でも、痛みの感覚が鈍くなるのでいきむのは難しかった。
・出産は、担当医でも予測できないものなのだな。
明日の夜って言われたのを信じてたので、いつまでも引きずっています。